今回は自分の不調は坐骨神経痛なのか?
セルフチェック方法のご紹介をしていきたいと思います。
そもそも坐骨神経痛とは?
坐骨神経は、腰からお尻、太ももの裏側、ふくらはぎから足の指先にかけて伸びている末梢神経になります。人の体の数ある神経の中で最も太い神経です。坐骨神経痛はその坐骨神経に対して負荷や圧迫などの刺激を受けることで(負荷や刺激にはケガや、交通事故、日常生活での動きや姿勢などのクセなどになります。)
坐骨神経痛を引き超す不調の種類
腰部脊柱管狭窄、腰椎すべり、腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、仙腸関節炎などが原因として挙げられます
坐骨神経痛かどうかのチェック項目
・腰から足先にかけて部分的、もしくは全体的に痛みを感じている(腰部、お尻、股関節、ふともも、ふくらはぎ、足首回り、足指など。)
・腰から足先にかけて部分的、もしくは全体的にしびれを感じている(腰部、お尻、股関節、ふともも、ふくらはぎ、足首回り、足指など。)
・腰を屈めると腰から足先にかけて痛みやしびれを感じる
・腰を反らせると腰から足先にかけて痛みやしびれを感じる
・顔(首)を下に向けると腰から足先にかけて痛みやしびれを感じる
・顔(首) を上に向けると腰から足先にかけて痛みやしびれを感じる
・長い時間立ち続けることができない
・長い時間歩き続けることができない
・荷物を持ちあげた際にお尻から足にかけて痛みやしびれを感じる
・仰向け(上向き)の態勢で寝るのがつらい
・くしゃみや咳をした際にお尻から足先にかけて痛みやしびれを感じる
・歩き続けていると痛みやしびれを感じて、座ってしばらく休んでいると痛みやしびれが回復して再び歩けるようになる
・朝、体を起き上がらす際、もしくは起きてしばらく痛みやしびれを感じる
・過去にギックリ腰を何回か繰り返している
・過去にケガや強い尻もち、交通事故を起こしたことがある
・排尿の頻度が変わった
・排便の頻度が変わった
・下半身が冷える感じがする
坐骨神経痛の徒手検査法の紹介
・SLRテスト(ラセーグテスト)
仰向けの状態で、股関節と膝関節をそれぞれ90度に曲げた状態で膝を少しずつ伸ばしていきます。この時に腰部~お尻~太もも(後面)~ふくらはぎ(後面)に痛みを感じたら陽性となります。
・プラガードテスト
仰向けの状態で、膝を伸ばしながら足を持ち上げていきます。足を上げている途中で膝下に痛みを感じたら、足を約5度下に降ろします。5度下に降ろした状態で足首を立てて痛みが強くなったら陽性となります。
・スランプテスト
椅子に深く座り、端座位となり両腕を背中で組んだ状態をつくる。背中を丸めた状態をつくり顎を胸に近づけるように顔を下に向けていく。その状態のまま足首を垂直に立てて、下を向いていた顔を少しずつ正面に戻していきます。顔の向きを下から正面に戻していく際に痛みが感じたら陽性となります。
※これらの検査で反応が出たら必ず坐骨神経痛であるという訳ではありません。坐骨神経痛の判断には多角的なアプローチが不可欠であり、これらの検査はその一つとなっていますので、予めご了承ください。
上記に述べたチェック項目の内容に当てはまり、その不調が1ヶ月以上続いている場合は坐骨神経痛の可能性があります。坐骨神経痛はそのままにしていても自然に回復することはありませんので、早めのアプローチをおススメします。