痛いときは 冷やす? 温める?
不調や痛みがあるときに冷やすのか、温めるのか?
この疑問は多くの方がお持ちではないでしょうか?当整骨院に通っていただいているお客様にもこの質問は多くいただきます。
答えは冷やす(アイシング)です!
冷やすと聞いて驚いた方もいらっしゃるかと思います。当整骨院に初めてお越しになる際にこの説明をさせて頂くと多くの方が驚きます。
また、ご自身でセルフケアを何をしているかを教えていただく際にも
・痛い部位にカイロを貼って過ごしていた
といった話を教えていただく事があります。
実は不調を感じている箇所には炎症を起こしていることがほとんどです。
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性鼻炎
・ウィルス性胃腸炎
・ウィルス性肝炎
・過敏性肺炎
・間質性肺炎
・中耳炎、外耳炎
・腱鞘炎
・口内炎
・副鼻腔炎
・腎盂腎炎
・足底筋膜炎
など、病気の名前には炎症の炎とつく病名が数多く存在しています。逆に病名で「冷」という字が入っている病名は少ないです。
人間の組織はタンパク質で構成されていて、タンパク質の特徴は熱に弱いということろです。40℃以上の熱が加わり続けるとタンパク質の変性、破壊が始まります。(貼るタイプのカイロの温度は約35℃~60℃と言われています。)そして感覚が鈍くなることが起こり、一時的に痛みが和らいだような感覚になります。(※決して不調が治っているわけではありません。)
また、熱が加わり続けることによって炎症が強くなってしまい痛みを長引かせてしまいます。
アイシングの役割は?
アイシングには様々な役割があり
・血流を良くする
・炎症の鎮静
・関節の動きを滑らかにする
・圧迫
・関節の強化
などが挙げられます。アイシングをすることによって新陳代謝が活発化されて向上します。(古いものから新しいものへの循環が良くなる)
アイシングのポイント
・シップでは意味がありません(シップは冷却の役割はありません)
・氷嚢を使うのが理想的(アイスノンは温度が低く過ぎて凍傷を起こす可能性があります)
・10分以上冷やす
最後に
体が冷えてしまっても大丈夫ですか?
冷え性だけど余計に悪くならない?
といった事を聞かれることがありますが、結論は大丈夫です。
氷嚢などで痛い部位を冷やしてもらうことと、体が外気の冷気などで冷えることでは意味合いが全く異なります。
アイシングをしてもらてっても痛い箇所は冷たさを感じますが、体全体が冷えることはありません。(アイシングを2~3分ほど続けていただくと、血行が良くなりポカポカ感が生まれます。)