整体の歴史
皆さんは「整体」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
(昔からある施術)(骨をボキボキ鳴らす施術)(リラクゼーション)と言ったイメージを持っている方もいるのではないかと思います。しかし、整体には長い歴史があり、その歴史を理解することで現在における整体の価値をより深くご理解していただけると思います。
ここでは、整体の歴史をご紹介しながらなぜ今も多くの方に必要とされているのかをお伝えしていきます。
日本での整体の始まり
日本で「整体」の言葉が広がったのは明治から大正にかけての時代と言われています。
もともと日本には(柔術)や(活法)と呼ばれる武道由来の身体調整法が存在していました。武道でケガをした際に、骨や関節を整えて回復を早める手技があり、それが整体の原点だと言われています。
その後に中国から伝わった東洋医学の考え方も取り入られました。経絡やツボを活用した施術が融合し「身体全体のバランスを整えて回復力を高める」という考え方が根付いてきました。
西洋医学と東洋医学との共存
近代になると、西洋医学が日本に導入され始めて、レントゲン・MRIといった検査機器。投薬や手術といったアプローチが発展してきました。現代の医療は命を守るうえで欠かせないものになっています。
一方で西洋医学は「不調がある部位に対処する」ことに重点を置いてアプローチをする傾向があります。例えば腰が痛くなったら腰をマッサージする。痛み止めの注射をする。など、痛い部分のみにアプローチをして回復を促す考え方です。
整体では異なる考え方になります。
・痛い部分だけを考えるのではなく、身体全体の状態を把握する。
といった事を考え、手技で身体全体のバランスを整えて回復力を高めることを目的としています。
西洋医学と整体は決して対立するものではなく、それぞれの強みを活かしながら共存しているのです。
戦後から現在へー整体の広がり
戦後になると、整体は一般の人々にも広がるようになり、街中に整体院ができ始めました。当初は(民間療法)の扱いでしたが、体の不調に悩む多くの方に受け入れられ、需要は年々増えていきました。
高度成長期には、長時間労働やストレスからくる肩こりや腰痛などに悩む人が増え、(病院に行っても原因が分からない不調)を回復する手段として整体は注目されるようになりました。
そして現代では、デスクワークやスマホの普及により、姿勢の乱れや慢性的な不調を抱える方がさらに増えています。整体は単なる(痛みを取り除く方法)だけではなく(健康を維持するための方法)としても多くの方に利用されるようになっています。
整体が40代~60代の女性に選ばれる理由
40代~60代の女性は、更年期やホルモンバランスの変化、子育てなどによる体のクセが出やすい世代です。
・慢性的な肩こり、腰痛
・寝ても取れない疲労感
・姿勢の崩れや体形の変化
・自律神経の乱れによる不調
こうした悩みは、病院で検査をしても(異常なし)とされることが少なくありません。
異常がないからといって、問題が無い訳ではなくその不調を多角的に判断をする必要があります。
健康は年齢と共に自然に保たれ続けるものではなく、意識をしてケアをして行くことで守られるものです。整体はそのための力強い味方となります。
自費の施術だからこそできること
当整骨院では、自費の施術をお客様に提供しています。
保険の施術では
・痛みのある部位へのアプローチ
・ケガや急性の不調のみの対応
に限られてしまうため、慢性的な肩こりや腰痛、体質の向上を目的とした施術は十分に対応できません。その点、自費の施術であれば
・身体の不調の原因をしっかりとカウンセリング、検査ができる
・不調の回復を目的とした施術
・予防、メンテナンスまで含めた長期的なサポート
が可能となります。
これは(整体の歴史)が示す原点。身体全体を多角的にみて回復力を高めるという考え方に基づいた施術となります。
まとめ
整体の歴史を振り返ると
・日本古来の柔術や東洋医学が基盤となっている
・病院で(異常がない)とされる不調にも対応ができる
・現在では健康維持、予防としての価値が高まっている
ことが分かります。
当整骨院では自費の施術だからこそできる(本質的な身体の回復)で健康を支えています。