今回は膝痛のセルフチェック方法のご紹介をしていきます。ご自身がどんなシチュエーションで膝の不調を感じやすいのか、参考にしていただけたらと思います。
膝痛には多数の種類が存在する
別の記事にも記載している内容となりますが、膝の不調の種類は1つだけではなく多数の種類が存在しています。
膝痛の種類
・変形性膝関節症
・ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)
・半月板損傷、断裂
・靭帯損傷(前十字靭帯・後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯)
・オスグット・シュラッター
・鵞足炎
・関節リウマチ
などが挙げられます。
膝痛・変形性膝関節症のチェック項目
・膝の痛みが1週間以上続いている
・膝を動かした際に痛みを感じるようになった
・膝を動かしていない時(安静時)でもズキズキとする痛みを感じることがある
・階段の上りが痛く、手すりがないと不安
・階段の下りが痛く、手すりがないと不安
・朝起きる時に痛みやこわばり感を感じやすい
・膝が動いている時に抜けるような感覚がある
・膝の不安定を感じる
・長い時間立ち続けることがつらくなった
・立っていると背中を丸めたくなってしまう
・歩き始めが痛い
・しばらく歩いていると痛みを感じ始める
・歩き終わった後や運動後にズキズキとする痛みを感じる
・痛みはあまり感じないが膝の周りに重だるさを感じるようになった
・痛い方の膝が、そうでない方の膝と見比べると膨らんで見える
・痛い方の膝が、そうでない方の膝と見比べると形が変形しているように見える
・膝を触っていると痛みを感じる場所がある
・ここ最近、膝を曲げにくくなった
・ここ最近、膝を伸ばしにくくなった
・正座ができなくなった
・あぐらができなくなった
・膝がポキポキ、ギシギシと音が鳴るような感覚がある
・床に座っていて膝を伸ばしきる事ができず、曲がってしまう
・立った姿勢からしゃがむことがしづらくなった
・座った姿勢から立ち上がる事がしづらくなった
・仕事や日常生活でしゃがむ動作が多い
・仕事や日常生活で立ち座りをすることが多い
・出産後間もなく、子供を抱っこする機会が多い
・お孫さんが生まれて小さく、良く世話をしている
・更年期の世代である(45歳~55歳)
・以前に膝を痛めたことがある
・以前に膝の手術をしたことがある
・ここ最近、急激に体重が増えている
・ここ最近、急激に体重が減っている
・日頃から運動を良くしていて膝を酷使している
・日頃、運動をする機会があまりない
・移動手段は乗り物が多い(電車・車・バイク・自転車・飛行機など)
・日頃、歩く機会があまりない
・日頃から良く歩いている
・閑居井野変化があった(転職・出産・引っ越し・退職・定年など。)
・ここ最近、お尻周りの筋肉、太もも周りの筋肉が細くなってきた
・O脚、もしくはX脚である
・姿勢が悪い
・膝以外の場所に不調がある(首・肩・背中・腰・股関節など)
膝関節の徒手検査法の紹介
・外反、内反ストレステスト(内側、外側側副靭帯損傷の有無)
・ラックマンテスト(前十字靭帯の有無)
・前方引き出しテスト(前十字靭帯の有無)
・Nテスト(前十字靭帯の有無)
・後方引き出しテスト(後十字靭帯の有無)
・saggin sign(後十字靭帯の有無)
・マックマレーテスト(半月板損傷の有無)
・アプレイテスト(半月板損傷の有無)
・尻上がりテスト(ジャンパー膝の有無)
※これらの検査で反応が出たから必ず膝痛という訳ではありません。膝痛の判断には多角的なアプローチが不可欠であり、これらの検査はその中の一つとなりますので、予めご了承ください。
※上記のチェックリストの内容に当てはまり、その不調が1か月以上続いている場合は膝痛・変形性膝関節症である可能性が高いです。膝痛や変形性膝関節症はそのまましていても、回復することはありませんので、早めのアプローチをおススメします。