不調を抱えているあなたは起床時に体の不調を感じる事などはありますか?
当整骨院をご利用いただいているお客様には
・朝目が覚めたら腰が痛くて体が起こしにくい
・首が痛くて顔を動かしづらい
・股関節や膝が硬くなって体を起こしづらく、階段の上り下りがしんどい
・朝起きた時から頭痛が始まっている
・目が覚めて体を起こそうとすると痛みやしびれがあり、中々体をスムーズに起こすことができない
といったご相談を良くいただきます。では、そういった不調がなぜ朝方に起こりやすいのか?また朝方の不調に対しての対策方法に関してお伝えしていきます。
なぜ、朝方に痛みやしびれなどの不調を感じやすいのか??
1 朝は体温や筋温などが下がっているため
睡眠中は体を回復させるために呼吸数、心拍数、代謝、体温、血圧などが下がった状態となり、朝起きてから約1時間くらいはその状態が続いています。呼吸数、心拍数、代謝、体温、血圧などが下がった状態によって血流が悪くなっていて朝方は筋肉が固い状態となりやすいです。その影響から起床直後は体が動かしづらく、場合によっては痛みやシビレを引き起こすこともあります。
2 睡眠中の姿勢が悪い、もしくは使用している寝具が合っていない
睡眠中の姿勢が悪いと筋肉の緊張。背骨や骨盤、関節の歪みを起こしやすくします。その状態が続いたままで朝方体を起こすと不調が起こりやすくなります。また、寝具に関しても枕の高さや硬さ、敷布団の硬さが不調に対して合っていない物をつかっていると不調が起こりやすくなります。
寝相が良い悪いなどの話もありますが、基本的に寝相は悪い方が良いです。理由としては就寝中に体を動かすことによって筋肉や関節の硬さを予防してくれる役割などがあります。寝相が良すぎる方は寝具が合っておらず、体が動かしづらい状態となっているのかもしれませんね。
3 いつもの睡眠時間より長い時間寝てしまう
これは休日や連休中などに多い話ですが、睡眠時間がいつもよりも長くなると、いつもより同じ姿勢が長く続く可能性が出ます。先ほどもお伝えしましたが、
同じ姿勢がいつもより長く続く=筋肉、関節が硬くなる
という性質がありますので、いつもの時間よりも長く寝すぎてしまうというのも注意が必要です。こういったタイミングでギックリ腰や寝違えが起こりやすくなります。
4 ホルモンバランスの影響
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少すると筋肉や腱の柔軟性を低下させてしまうと言われています。それによって朝起きる時の不調が出やすくまります。
おススメの対処法
1 四つ這い姿勢
1 両手足を肩幅くらいに広げる
2 顔は前を向く
3 約30秒から1分間その姿勢をキープし続ける
4 体を起こす
寝ている際は体にかかる荷重は少なく、立ち上がった際は荷重が多くかかります。寝ている姿勢から体を起こした際に不調を感じやすい方はこの荷重の変化に対応ができていない可能性があります。体を起こす前に四つ這い姿勢を取っていただく事によって荷重をスムーズに行うことができます。
(首・腰・猫背の方におススメ)
2 足首パタパタ運動
1 仰向けの状態になる
2 両足首を立てた状態をつくる
3 左右の足首を互い違いに立てる・寝かせる動きを30回続ける
朝方は筋肉や関節が硬い状態になりやすく、体を動かしにくい状態になります。足首パタパタ運動をしていただく事によって骨盤や足首に動きの刺激を送ってあげることができますので、体の動かしやすさをつくる事ができます。また、足首パタパタ運動をしている際に両手をバンザイの姿勢でしていただくと背中も伸びるので、更におススメです。
(股関節痛・膝痛・猫背の方におススメ)